
えっ、急にサイトが真っ白!?『データベース接続確立エラー』って何それ…?



昨日まで普通に表示されてたのに…どうしたらいいの?
WordPressを運用していると、突然「データベース接続確立エラー(Error establishing a database connection)」というメッセージが表示され、サイトが閲覧できなくなることがあります。
このエラーはユーザーにとってはもちろん、運営者にとっても大きなストレスです。
本記事では、エラーの主な原因から対処法、予防策までを、ホームページを制作・運用している制作会社のプロがわかりやすく解説します。
本記事を紹介している北海道・帯広市の広告代理店・ホームページ制作会社の株式会社ワクタスでは、お客様の発展を第一に考えた最適なWeb戦略をご提案しております。しつこい営業はしませんので、ぜひお気軽にお問い合わせください。




【2025年最新】WordPressのデータベース接続確立エラーの原因と解決法【プロが解説】
このエラーは、WordPressがデータベースにアクセスできない場合に発生します。
WordPressは、記事の内容やユーザー情報、各種設定をMySQLやMariaDBといったデータベースに保存しています。
データベースとの接続が失敗すると、情報の取得ができず、エラー画面が表示されてしまうのです。
主な原因は以下の通りです。
- wp-config.phpの設定ミス:データベース名、ユーザー名、パスワード、ホスト名が間違っている。
- データベースサーバーのダウン:レンタルサーバー側の障害やメンテナンス。
- WordPressファイルの破損:アップデート時のエラーやファイルの書き換えミス。
- データベースの破損:テーブルが壊れていたり、異常終了による不整合が発生している。
- サーバーリソースの不足:同時アクセスの集中やCPU・メモリの使用率が限界を超えている。
- PHPバージョンの非互換:PHP 8.2や8.3など新しいバージョンに対し、プラグインやテーマが未対応で接続エラーを引き起こすケースもある。
wp-config.phpの設定を確認する方法
まず確認すべきは、WordPressの根幹とも言える「wp-config.php」です。
このファイルにはデータベースへの接続情報が記述されています。
以下の項目を確認しましょう。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'データベース名');
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'ユーザー名');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');
/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', 'localhost');
多くの場合、「DB_HOST」には「localhost(ローカルホスト)」と書かれていることが多いですが、実はこれはサーバーの種類によって異なることがあります。
たとえば、ConoHa WINGやXserver、mixhostなどのレンタルサーバーでは、次のように専用のホスト名(例:mysql123.xserver.jp)を指定しないと接続できないケースがあります。
「localhost」でうまくいかないときは、まずは契約しているレンタルサーバーの管理画面やマニュアルを確認して、正しいデータベースのホスト名を探してみてください。
サーバーやデータベースの接続状況を調べる
設定が正しくても接続できない場合は、サーバー自体に問題がないか確認する必要があります。
1. サーバーステータスを確認
レンタルサーバーの公式サイトやユーザー管理画面で、障害情報やメンテナンス情報が出ていないかチェックしましょう。
2. phpMyAdminにログインできるか
phpMyAdminなどのデータベース管理ツールからログインできるか試してみましょう。
ログインできなければ、ユーザー名やパスワード、サーバー側の制限が原因の可能性があります。
3. テストスクリプトを使って接続を確認
以下のような簡易的なPHPスクリプトで、手動で接続を試みることも可能です。
<?php
$mysqli = new mysqli('ホスト名', 'ユーザー名', 'パスワード', 'データベース名');
if ($mysqli->connect_error) {
die('接続失敗:(' . $mysqli->connect_errno . ') ' . $mysqli->connect_error);
} else {
echo '接続成功';
}
?>
また、PHPのバージョンがWordPressやプラグインの動作要件を満たしているかどうかも確認しておきましょう。
WordPress 6.5以降はPHP 8.1以上での動作が安定しているため、古いバージョンや互換性のない拡張モジュールを使用しているとエラーの原因になります。
バックアップと復旧時の注意点
データベースの不具合やファイル破損の場合は、バックアップからの復旧を検討することになります。
その際の注意点は以下の通りです。
- バックアップは定期的に取得する:自動バックアップツール(BackWPup、UpdraftPlusなど)を活用すると安心です。
- 復旧前に現在の状態をバックアップする:トラブルの原因調査や二次被害防止のため、現在の状態を別フォルダに複製しておきましょう。
- ファイルとデータベースの整合性を保つ:復元する際は、テーマやプラグインのバージョンに注意し、互換性のある状態で復元するようにします。
- 復元後も動作確認を忘れずに:管理画面へのログイン、記事表示、フォーム送信など、一通りの動作確認を行ってください。
エラーを防ぐための定期的なメンテナンス
トラブルを未然に防ぐには、日頃のメンテナンスが重要です。
以下のような定期的な対応をおすすめします。
- WordPress本体・プラグイン・テーマの更新:セキュリティの観点からも常に最新版を使用するのが望ましいです。
- 不要なプラグインやテーマの削除:リソース消費やセキュリティリスクを減らすため、使っていないものは削除しましょう。
- データベースの最適化:プラグイン(WP-Optimizeなど)を使って定期的にテーブルの最適化を行うと、動作が軽快になります。
- アクセス集中時の対応策を検討:アクセス増加に備え、キャッシュプラグイン(LiteSpeed Cache、W3 Total Cacheなど)を導入するのも有効です。特にLiteSpeed Cacheは、LiteSpeed Web Server環境(例:ConoHa WING、mixhost)でのパフォーマンス向上に適しています。
- 監視ツールの導入:UptimeRobotやJetpackなどを使って、ダウンタイムの通知を受け取れるようにしておくと安心です。
- PHPやMySQLのバージョンチェック:古いバージョンではセキュリティリスクや互換性の問題があるため、定期的にバージョンアップを検討しましょう。
まとめ:WordPressのエラー対応なら「ワクタス」におまかせ!
「データベース接続確立エラー」は一見すると難しそうですが、原因を1つずつ確認していけば、必ず解決に近づけます。
焦らず、まずはwp-config.phpの確認から始めてみましょう。
そして、再発防止のための保守・点検を習慣化することが、長期的に安定したサイト運営への近道です。
もしご自身での対応が難しい場合や、何度試しても解決できないときは、私たちのようなWordPressのプロにぜひご相談ください。
状況に応じた最適なアドバイスや復旧サポートをご提供いたします。