
ホームページを作りたいけど、テンプレートってあるの?



無料でもちゃんとしたデザインのテーマってあるのかな?
WordPressでホームページを作成する際、最初に悩むのが「どのテーマを選べばいいか」ということではないでしょうか?
本記事では、制作会社の視点から
テンプレート選びのポイント、無料・有料それぞれのおすすめテンプレート、そしてテンプレートを変更する際の注意点、SEO(検索上位対策)の観点も含めて詳しく解説します。
テンプレート選びのポイント


WordPressのテンプレートは、見た目(デザイン)だけでなく、内部構造やSEOに大きく影響します。
実体験として、デザインが良さそう!と思って使ったのに、画像サイズが指定されており画像編集が必要だったり
カスタマイズが全くできない…なんてこともありました。
以下の5つのポイントを抑えて選ぶことが重要です。
デザイン
テンプレートといっても、下記の2種類に分けられます。
・自分で画像や文章の配置等を全てカスタマイズするテーマ
→Lightning、SWELL、Snow Monkey
・配置が決められていて、画像や文章を変更するテーマ
→TCDサイト



自分で全てカスタマイズできるテーマがよくない?
…と思ってしまいがちですが、そうでもありません。
前者はセンス次第です。制作会社がSWELLを使ってお客様のサイトを作ることもありますが
同じテーマでも、素人感満載でデザインがしょぼしょぼのこともよくあります。
それぞれの特徴をまとめました。
- 自分の好きなように配置等をカスタマイズできる
- プロの制作会社がお客様のサイトを作る時に使用することもある
- 自由度が高い分、デザインはセンス次第
- ある程度の枠が決まっているので、画像と文章を用意するだけでデザイン性が良いものを作成できる
- 「テーマ名 デモサイト」で作成された様々な業種のデモサイトが出てくるのでイメージが湧きやすい
- 枠が決まっていることで、カスタマイズ等はできない(LINEの友達追加ボタンを配置するなど)
自分の作りたいサイトをイメージしてテーマを購入しましょう!
サイトの目的に合っているか
ホームページの目的によって最適なテンプレートは異なります。
企業サイト、ポートフォリオ、ブログ、ランディングページ、ギャラリーサイトなど、それぞれに特化したテンプレートが存在します。
目的に応じたレイアウトや構成になっているか確認しましょう。
表示速度
テンプレートのコードが最適化されているか、不要なスクリプトが多く含まれていないかを確認することも大切です。
表示速度が速いテンプレートはSEO上有利になります。
国産かどうか
いくらデザインが良くても、海外のテーマだとカスタマイズしにくいです。
国産のテーマだと管理画面も日本語のため、マニュアルも理解しやすいのが特長です。
問い合わせサポートも日本語で受けられるため、初心者にも安心です。
国内ユーザーの事例も多く、参考になる情報も豊富です。
サポートとアップデート
頻繁にアップデートされているテンプレートは、セキュリティ面でも安心です。
無料テンプレートでも開発者のサポートがあるか、利用者が多いかを確認すると良いでしょう。
WordPressのおすすめ無料テンプレート
ここでは、使いやすく実績のある国産の無料テンプレートを3つご紹介します。
初心者にも扱いやすく、安心してホームページを立ち上げられるものばかりです。
Cocoon(コクーン)


日本の開発者が手がける無料テーマで、内部SEO対策が非常にしっかりしています。
ブログ型にも企業サイト型にもカスタマイズ可能。
高速表示、レスポンシブ対応、豊富なウィジェットも魅力です。
テーマ名 | Cocoon |
公式サイト | https://wp-cocoon.com/ |
販売価格(税込) | 無料 |
サポート | フォーラム |
提供元 | エックスサーバー株式会社、わいひら開発 |
参考サイト事例 | https://wp-search.org/ja/themes/cocoon-master/ |
Lightning


ビジネスサイト向けに最適な国産テーマ。
レスポンシブ対応はもちろん、Bootstrapベースで拡張性が高く、公式プラグインとの連携で機能を拡張可能。
シンプルな企業サイトを手早く作りたい人におすすめです。
テーマ名 | Lightning |
公式サイト | https://lightning.vektor-inc.co.jp/ |
販売価格(税込) | 無料 |
サポート | フォーラム(閲覧のみ)、プライベートサポート(有料) |
提供元 | 株式会社ベクトル |
参考サイト事例 | https://wp-search.org/ja/themes/lightning/ |
Xeory Base


コンテンツマーケティングに強い国産テーマ。
SEO設計がしっかりしており、ブログ型サイトやオウンドメディアに最適です。シンプルで扱いやすいデザインです。。
テーマ名 | Xeory |
公式サイト | https://xeory.jp/ |
販売価格(税込) | 無料 |
サポート | フォーラム |
提供元 | 株式会社ルーシー |
参考サイト事例 | https://wp-search.org/ja/themes/the-thor/ |
WordPressのおすすめ有料テンプレート
有料テンプレートは、機能性・デザイン性・サポート面で無料よりも充実しています。
ここでは、コストをかけるだけの価値がある、信頼性の高い国産有料テーマを4つご紹介します。
SWELL


日本製の高機能テーマで、表示速度やSEO対策、ブロックエディタとの親和性が高いのが特徴です。
見た目も美しく、初心者でも使いやすいUI設計が魅力です。
ブログにも企業サイトにも対応可能。
テーマ名 | SWELL |
公式サイト | https://swell-theme.com/ |
販売価格(税込) | ¥17,600 |
サポート | SWELL利用者限定フォーラム |
提供元 | 株式会社LOOS |
参考サイト事例 | https://wp-search.org/ja/themes/swell/ |
THE THOR(ザ・トール)


高いデザイン性とSEO内部対策が特徴。着せ替えデザインが豊富で、知識がなくても美しいサイトが作れます。
高速表示や収益化機能も充実しており、アフィリエイトやビジネスにも最適です。
テーマ名 | ザ・トール |
公式サイト | https://fit-theme.com/the-thor/ |
販売価格(税込) | 16,280円 |
サポート | インストールマニュアル、安心メールサポート、操作マニュアル、会員フォーラム、QAコーナー |
提供元 | フィット株式会社 |
参考サイト事例 | https://wp-search.org/ja/themes/the-thor/ |
TCDシリーズ(PANDORA、AIDER、SOLARISなど)


日本語対応の高品質テーマを多数展開しているTCD。
ブランディングを意識したデザインが多く、業種特化型のテンプレートも豊富。
企業のコーポレートサイトや美容系、士業サイトに向いています。
テーマ名 | PANDORA、AIDER、SOLARIS等、80種類以上 |
公式サイト | https://tcd-theme.com/ |
販売価格(税込) | 約1万円~20万円(テーマによって異なる) |
サポート | 問い合わせフォーム、情報サイト、購入者向けマニュアル |
提供元 | 株式会社デザインプラス |
参考サイト事例 | https://wp-search.org/ja/themes/solaris_tcd088/ |
Emanon Premium


BtoBやコンサルティング業、士業などの専門性が求められるビジネス向けに最適化された国産WordPressテーマです。
リード獲得を目的としたCTA設置や資料請求・お問い合わせ導線の設計が秀逸で、コンバージョンを重視するサイトにおすすめです。
プロフェッショナルな印象を与えるデザインが簡単に構築できます。
テーマ名 | Emanon Premium |
公式サイト | https://wp-emanon.jp/ |
販売価格(税込) | 27,800円 |
サポート | 承認制のユーザーサポート(メールでの案内) |
提供元 | 株式会社イノ・コード |
参考サイト事例 | https://wp-search.org/ja/themes/emanon-premium/ |
テンプレート変更時の注意点


WordPressでは簡単にテンプレートを変更できますが、いくつか注意点があります。
以下の点に気をつけましょう。
デザイン崩れのリスク
テンプレートを変更すると、以前の設定やウィジェット配置、ショートコードが反映されないことがあります。
特にビジュアルが重要なページでは、表示崩れのチェックが必須です。
プラグインとの互換性
新しいテーマが現在使っているプラグインと相性が悪い場合、不具合が発生する可能性があります。
テスト環境で一度導入して確認するのが理想です。
バックアップは必ず取る
テーマ変更によってレイアウトや機能が失われることもあるため、事前に必ずサイトのバックアップを取りましょう。
無料のバックアッププラグインでも十分対応できます。
SEOへの影響に注意
ヘッダー構造や見出しの設定、内部リンクの設計が変わると、検索順位に影響を与える可能性があります。
テンプレート変更後は、サーチコンソールでインデックス状況を確認しましょう。
まとめ
WordPressでホームページを構築する際、テンプレート(テーマ)選びはサイトの印象や成果に大きく関わる重要なポイントです。
- テンプレートは目的・デザイン・機能性を重視して選ぶこと。
- 国産テーマは日本語対応やサポート体制が充実しており、初心者にも扱いやすい。
- 無料でも高性能なテーマは多く、有料テーマではより洗練されたデザインやSEO対策が可能。
- テーマ変更には注意が必要で、バックアップやプラグインとの互換性などを確認することが大切。
WordPressで理想のホームページを作るためには、テンプレート選びが非常に重要です。
国産テーマは日本語対応が万全で、サポートやSEO設計も日本のWeb事情に最適化されています。
この記事を参考に、あなたの目的に合ったWordPressテンプレートを見つけ、理想のホームページを実現してください。